海上保安政策プログラム(MSP)10周年記念イベントが行われました


 

2025年9月2日

政策研究大学院大学(GRIPS)と国際協力機構(JICA)、海上保安庁(JCG)の3機関連携で実施する海上保安政策プログラム(MSP)は、本年で設立から10周年を迎え、8月26日・27日の2日間にわたり記念イベントを開催しました。これまでに修了した修了生、国内外で活躍する専門家、現役のMSP学生やGRIPS、JICA、そしてJCGの代表を含めた関係者が一堂に会し、これまでの歩みを振り返るとともに、次の10年を展望する意義ある機会となりました。特に各国で活躍する修了生同士が久しぶりに日本で再会できた喜びを分かち合う姿には、お互いのきずなの強さが感じられました。

イベントでは、各期の修了生が中心となった同窓生会合が行われ、MSPが築いてきた成果や今後の展望について議論がなされました。多様な分野で実務経験を積んだ修了生の声は、学びの場で培われたネットワークがその後のキャリアにいかに生かされているかを示すものでした。MSP10期生は、同窓生会合のテーマを提案し、また2日目に行われたワーキンググループのプレゼンテーションを通じて、この記念すべきイベントに多大な貢献をすることができました。

MSPはこの10年間で数多くの人材を輩出し、国内外で政策形成や実務の第一線を担う存在を育んできました。その積み重ねは、単なる知識の修得にとどまらず、実際の現場で社会的価値を生み出す力へと結実しています。今回のイベントでは、これまでの成果を共有するだけでなく、今後の課題や可能性を展望する議論が重ねられ、修了生ネットワークのさらなる発展が確認されました。

MSP10周年という節目は一つの通過点であり、またこれからの10年に向けて、このネットワークをいかに継続的に強化し、社会秩序の平和と安定に貢献していくかが大切です。本イベントは、その認識を新たにする契機となりました。

記念撮影
記念撮影

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