練習船いつくしま マーシャル諸島到着

2025年6月3日

【マーシャル諸島への寄港】

練習船「いつくしま」はマーシャル諸島の港に静かに到着し、実習生たちは異国の風を感じながら、その美しい海と輝く陽光に心を奪われました。本航海では、海上保安機関の訪問や文化交流、歴史への理解を深める活動を行いました。

【マーシャル諸島海上保安機関の訪問】

マーシャル諸島共和国海上保安機関を訪れ、巡視船の視察や日本が支援する海上保安訓練司令センターの建設現場を見学しました。現地の乗組員と交流を通じて、それぞれの設備や環境の違いを学び、自国の海を守るための使命と国際協力の重要性を再認識しました。

【レセプションと文化交流】

マジュロ港での初寄港に際し、JICAやMCT、日本人コミュニティの皆様と親睦を深める機会がありました。現地の文化を学びつつ、日本文化紹介として書道やけん玉の技の披露も行われ、互いの文化を尊重し合う場となりました。

【太平洋戦争戦没者慰霊】

マーシャル諸島にて、戦争で亡くなられた方々へ哀悼の意を表し、戦争の悲惨さを改めて認識しました。穏やかな海がかつて戦場であったことを思いながら、平和の誓いを新たにしました。

【マジュロでの休養日と現地の暮らし】

実習生たちはシュノーケリングやレジャーを楽しみ、手工芸品の制作過程を見学しました。限られた資源を大切に使う現地の暮らしに触れ、物の価値を改めて考える貴重な体験となりました。

【海上保安機関との合同訓練】

海上保安庁の国際協力の場として、マーシャル諸島共和国海上保安機関との合同訓練に参加しました。限られた資源の中でも海を守り続ける「Sea Patrol」の姿勢に敬意を抱くとともに、将来のさらなる協力へ向けた決意を新たにしました。

次の寄港地は、半世紀ぶりのシドニー。新たな出会いと未知の経験を求め、「いつくしま」はさらなる航海へと進みます。