練習船いつくしま サンフランシスコ到着
2025年5月14日
【サンフランシスコ入港と実習の記録】
日本を出発して約2週間後、練習船「いつくしま」はサンフランシスコに到着しました。壮大なアメリカ大陸の姿が視界に入ると、実習生たちは歓喜し、士気が最高潮に達しました。ここでは、サンフランシスコでの貴重な経験と交流の様子をご紹介します。
①サンフランシスコ港での歓迎式
サンフランシスコ港に入港すると、地元の小学生による日本語の歌と花束のプレゼントがありました。心温まる歓迎を受け、実習生たちは感激。言葉や文化の違いを超えた交流の大切さを実感する機会となりました。
②歴史学習:日系移民の歩み
米軍情報部歴史センターを訪問し、日系移民の歴史や苦難について学びました。異国の地で困難に直面しながらも、希望をもって歩んできた人々の歴史は、言葉では語り尽くせない重みを持つものでした。平和と多様性の重要性を改めて認識する貴重な時間となりました。
③USCG太平洋方面司令部訪問
米国沿岸警備隊(USCG)太平洋方面司令部を訪問し、法執行や国際協力の取り組みについて学びました。圧倒的な組織規模と先進的な装備に驚嘆し、日米の連携の重要性を深く理解する機会となりました。
④船上レセプションでの文化交流
現地関係者を招いたレセプションでは、日本拳法の演武や応援団によるエールを披露しました。サンフランシスコの方々との交流を通じ、日本文化を発信しながら国際感覚を養う貴重な時間となりました。
⑤USCGAとの乗船交流
米国沿岸警備隊士官学校(USCGA)の学生たちとの乗船式を晴天のもとで実施。約1か月間の共同生活を通じ、英語でのコミュニケーションを図り、互いの文化や価値観を学ぶ機会となりました。
⑥日米合同訓練「サファイア2025」
歴史的に初めてとなる日米合同訓練「サファイア」を実施。実習生は、溺者を想定したブイの捜索・揚収をUSCGの巡視船と協力して行いました。訓練を通じて、英語での実践的なコミュニケーションを図り、国際的な連携の重要性を体感しました。
サンフランシスコでの貴重な経験を胸に、練習船「いつくしま」は次の寄港地へ向けて航海を続けます。次の港での新たな挑戦に向けて、実習生一同はさらなる成長を目指します。