第70期 シンガポールPCGブラ二基地 施設見学・ランチ招待

2024年7月29日

日時

令和6年7月9日(火)0845~1330 

場所

シンガポール PCGブラ二基地

練習船こじま実習生及び乗組員は、ブラ二島に本部を置くシンガポールPCG(Police Coast Guard)の施設見学を行いました。違法入国船対策・海賊対策のための装備を備えた高速巡視船や最先端のシュミレーション施設、転覆船からの脱出訓練のためのプール・船型施設等を見学した実習生たちは、シンガポールにおけるPCGの業務の重要性を実感した様子でした。施設見学後はPCGからランチに招待され、PCG職員による温かい歓迎を受け、互いに歓談する非常に有意義な時間となりました。

実習生のコメント

私たちは、海事港湾局とシンガポール海上警察ブラニ基地を見学させていただきました。

海事港湾局ではアジア海運の要衝であるシンガポール港の出入港管理やTSSと呼ばれる航路を9つのセクターに分割し、航行安全のための各種通信などを行っているとのことでした。現在も世界有数のハブ港としてさらなる開発が進められているシンガポール港では、海事港湾局の業務が欠かせないものであり、膨大な量の船舶が訪れる一方で、十数名の方で業務を担っておられることに大変驚きました。

ブラニ基地では、シミュレーション訓練施設や実際の巡視艇を見せていただきました。ブラニ基地には研修生が乗船前に訓練で使用する操船シミュレーターがあり、波による動揺などがリアルに再現されており、実際に船に乗っているような感覚になりました。そのほか、船内での立入検査等の想定訓練を行うために、大型船を模した施設もあり、訓練に緊迫感を持たせ、より想定に入り込めるよう細部に工夫が施されていました。今回の見学でシンガポール海上警察の方々が教育・訓練を大変重要視されていることがわかりました。

シンガポール海上警察とシンガポール海事港湾局の見学は、アジアの海上交通の要衝を支える方々の業務を見学するとても貴重な機会となりました。遠洋航海も終盤となりましたが、学んだことを心に留めながら最後まで気を抜かず励んでまいります。

(機関科 森井 郁佳)

PCGブラ二基地施設見学
PCGブラ二基地施設見学
PCGによるランチ招待
PCGによるランチ招待
PCG職員との記念写真
PCG職員との記念写真

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