第70期 最後の寄港地! シンガポール入港

2024年7月29日

日時

令和6年7月7日(日)~令和6年7月13日(土) 

場所

シンガポール PCGブラ二基地岸壁

練習船こじまは、本遠洋航海最後の寄港地であるシンガポール沖に仮泊し、バージ船による燃料搭載・清水搭載を行いました。シンガポールの街を海から望む錨地で一晩過ごした後、ブラ二島に基地を置くPCG(Police Coast Guard)の岸壁に入港しました。目の前も見えなくなるほどの強烈なスコールの中での入港でしたが、岸壁にはPCG職員が出迎えてくださり、練習船こじま乗組員及び実習生は温かい歓迎に登舷礼で応えました。

最終日には、こじま船上でレセプションを開催し、現地関係機関や日系人の方々から多くの参加をいただきました。実習生にとってはシンガポール在住の様々な関係者と交流を図ることができ、国際感覚の涵養を大いに図ることができました。

実習生のコメント

シンガポールの入港直前はスコールに見舞われましたが、降りしきる雨を抜けた途端に摩天楼が見えました。船橋にて入港時の当直として舵を握っていた私は、最終寄港地であるシンガポール港をこの目に焼き付けました。シンガポールの街並みには、少し霞がかかっていて、まるで天空の城のようでした。近づくにつれて街の全貌が見えるようになると、マリーナベイサンズをはじめとした高層ビル群の絢爛さに圧倒され、来たる上陸が待ち遠しくなりました。今回停泊したブラニ基地はシンガポール海上警察の本部がある場所です。基地見学等シンガポール海上警察の方には大変お世話になりました。今回シンガポールで学んだことを忘れずこれからの最後の実習に励みます。

(航海科 三橋 稜平)

スコールの中入港するこじま
スコールの中入港するこじま
強烈なスコールによる視界不良
強烈なスコールによる視界不良

シンガポールでは約90名の方々を招待し船上レセプションを行いました。私は、在シンガポール日本国大使館職員やシンガポール海上警察等の様々な方々と歓談することができました。遠洋航海において最後となったシンガポールでのレセプションでは、多くの方に参加していただき同じアジアの国としての関係の深さを感じることができました。シンガポールから呉までの航海ではシンガポール海上警察及び東南アジア各国の海上保安機関の若手士官がこじまに乗船します。私も日本と東南アジア各国のつながりに貢献できるよう、積極的に交流を深めていきたいです。

(機関科 知念 叶夢)

船上レセプションの様子
船上レセプションの様子

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