第70期 自主研究発表会

2024年7月8日

日時

令和6年6月26日(水)~7月1日(月)1300~1640 

場所

インドネシア ジャワ島~スマトラ島南方の海域

実習生は本遠洋航海中、実習や訓練の合間を縫って、自身の興味のある分野についての研究調査を行ってきました。そしてその研究成果の発表をプレゼン形式で実施しました。各国の海上保安機関・情勢等の国際的な分野や、各科の専門分野の他に、心理学や船内居住環境改善等、さまざまなテーマで研究調査を行い、知識・知見を深めました。

実習生のコメント

パラオからシンガポール向け航行中、自主研究発表会が開催されました。自主研究では研究テーマを自身で決め、実験方法や研究の計画等で頭を悩ます毎日でした。しかし、担当教官の支えや知識のある同期の支えもあり、何とか研究を進めることが出来ました。機関科以外の者に分かりやすく伝えるための工夫や興味を持ってもらえるような発表を事前に考え、当日は少し緊張を感じながらも全力で発表を行うことができました。要点を踏まえた発表やプレゼン力は、今後も求められることなので、今回の反省を生かし発表能力が向上するように今後も頑張っていきたいです。

(機関科 槇頼知)

質問に応答する実習生
質問に応答する実習生

私は、自主研究発表会の初日に「気象海象と船体動揺の関係について」という研究の発表を行いました。遠洋航海が始まる前から、テーマ決めを行い、必要な情報を収集しました。遠洋航海が始まってからは、航海当直や訓練で忙しくなり、その合間を縫って研究を進めていくのはかなり大変でしたが、教官をはじめとした周りの方々のご協力もあり、良い結果を得ることができました。発表を行う際は、全体のトップバッターでもあったことから、とても緊張しましたが、皆が真剣に聞いてくれて、研究の成果を存分に伝えることができたので良かったです。

(航海科 大久保璃子)

実習生の発表
実習生の発表

私は自主研究の内容について「目視見張りと視力について」と題し発表を行いました。目視見張りについては、こじまのベテラン航海士の方々に対しアンケートを実施し、アンケートの結果を参考に目視による見張りのコツについてまとめました。視力については、遠洋航海中は通常時と比べてスマートフォンの利用時間がかなり減っていることや航海科実習生は天測のため星を見る機会が多いことから視力が良くなるのではないかと推察し、遠洋航海中の各科の実習生の視力の変化について調査を行いました。自主研究の結果、通信科以外の実習生の視力が向上、目視による見張りには様々なコツがあることがわかりました。発表では、特に目視による見張りの重要性について重点的に説明を行いました。有効な見張りの技術を身につけ、今後の安全運航につなげていきたいと思います。

(国際航海実習課程 佐々木七海)

発表を聴く実習生
発表を聴く実習生
スライドを使用して発表する様子
スライドを使用して発表する様子

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