第70期 コロール入港

2024年7月2日

日時

令和6年6月17日(月)~6月23日(日)

場所

コロール(パラオ共和国)マラカル港

練習船こじまは、4つ目の寄港地であるコロールに入港しました。コロール入港は3年ぶりであり、在パラオ大使館折笠大使もご出席された入港歓迎式において、現地の方々からの温かい歓迎を受けました。同日午後には在パラオ大使館及び日本海難防止協会から、コロールの治安状況説明・業務講話を受けました。

実習生のコメント

パラオに入港してすぐに入港歓迎式が実施されました。この式典では、パラオの大臣が出席し、日本とパラオの関係についてお話をしてくださりました。また、現地のダンサーによるパフォーマンスもあり、パラオの文化や日本とパラオの関係を知る良い機会となりました。日本とパラオの歴史は古く、今もなお深い関係を維持しています。乗船実習を通して、さらにパラオの歴史や文化を学んでいきたいです。

(航海科 甘庶克樹)

入港歓迎式
入港歓迎式
入港歓迎式後の集合写真
入港歓迎式後の集合写真

パラオに入港した翌日に、現地の方々へ向け、練習船こじまの一般公開を行いました。一般公開では実際に船内を歩いていただき、実習生は、甲板上に設置されている機器の説明や船橋の航海計器の説明を行いました。また、着物やはっぴ、けん玉、こま、書道などの日本の文化を紹介するコーナーを設置し、現地の方々に楽しんでいただきました。私達のつたない英語の説明にもかかわらず、多くの方が興味を持ち、質問をしてくださいました。この一般公開を通して、少しでも海上保安庁を知ってもらえたことを嬉しく思います。

寄港地も残り1つとなり、遠洋航海も終盤に差し掛かってきました。残りの航海でも、悔いが残らないように様々な事を経験し、励んでいきたいです。

(機関科 枇杷木詔斗)

一般公開に来てくれた現地の男の子と実習生
一般公開に来てくれた現地の男の子と実習生

パラオでは豊かな自然を利用した観光業が盛んであり、中でもダイビングは多くの人々を魅了するダイビングスポットが多数存在するため、私は今回の寄港を楽しみにしていました。

海の中は雨期のスコール後でやや濁っていると聞きましたが、それを全く感じないほどに透明度が高く、多数の魚群やそれを狙う大型魚が織りなす雄大な生態系を垣間見ることができました。また、海中に沈んだ戦跡も多く残されており、過去の戦争の苛烈さを肌で感じると同時に、当時、祖国のために命を捧げた両国の先人達を思い、胸が痛みました。

平和な時代に生まれたことに感謝し、今後もこの美しい海を守るために協力していきたいと改めて思う、そんな休日を過ごすことができました。

(国際航海実習課程 梶谷雄介)

休日にダイビングを楽しむ実習生
休日にダイビングを楽しむ実習生

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