第70期 ホノルル入港
2024年6月18日
日時 |
令和6年5月21日(火)~5月27日(月) |
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場所 |
ホノルル港(米国) |
天候 | ー |
こじまは2つ目の寄港地であるホノルル港に入港しました。ホノルルでは燃料搭載や在ホノルル日本国総領事館総領事による実習生に対する講話、えひめ丸慰霊碑献花、米国沿岸警備隊セクターホノルルへの訪問、戦艦ミズーリ及びアリゾナ記念館の見学等様々な行事が実施されました。実習生は米国沿岸警備隊士官学校学生と船内生活を共にしていることもあり、上陸をして余暇を楽しんでいるときにも英語による円滑なコミュニケーションができるようになったと感じます。
ホノルルでは天候に恵まれ、実習生は特有の気候と文化、日本とハワイの歴史的なつながりに触れることができました。
実習生のコメント
在ホノルル日本国総領事館、米国沿岸警備隊セクターホノルル基地や日系人団体等の関係者約100名を招待し、船上レセプションを行いました。実習生は招待した方々に対し遠洋航海での様子を伝え、剣道や茶道更には応援団の展示を行い、とても有意義な時間を過ごすことができました。招待客の中にはすでにこじまのことをご存じだった方も多く、海外でもこじまが愛されていることを実感しました。こじまの最後の遠洋航海が素晴らしきものになるよう、感謝の気持ちを込め、引き続き日々の実習に励んで参ります。
(航海科 野上亮子)

米国沿岸警備隊セクターホノルルへの訪問では、船艇や装備など、様々なものを米国沿岸警備隊職員の方に紹介して頂きました。海上保安庁の巡視船とは異なる部分も多くあり、とても興味深く貴重な経験になりました。実習生からの質問に対しては、米国沿岸警備隊職員の方が分かりやすく丁寧に回答してくださり、より深く内容を理解することができました。
他国海上保安機関と海上保安庁との連携強化は特に注目されています。今回の見学で得た繋がりを今後に活かしていきたいと思います。
(航海科 和泉良優)

ホノルル港では、2回目となる海外での燃料搭載を行いました。英語での専門用語を用いたコミュニケーションは難しく、業者の方と意思疎通が図れてないと重大な事故に繋がるため、国内での燃料搭載に比べ緊張感のある作業であったと感じています。
しかし、国内ではあまり経験することのない陸地からのパイプラインによる搭載など貴重な経験を積むことができました。国際的に重要な役割を担う海上保安庁の一員として、今後も海外ならではの貴重な経験を楽しみながらも大切にし、引き続き実りある遠洋航海となるよう日々精進いたします。
(機関科 折見幸洋)

ホノルルでは、戦艦ミズーリ、アリゾナ記念館の見学を行いました。戦艦ミズーリでは戦時中の米国海軍の生活風景や、第二次世界大戦の終戦の調印が行われた甲板、神風特攻隊の戦闘機が実際に衝突した箇所を見学しました。アリゾナ記念館では今もなお海底に沈んでいる戦艦アリゾナを見学しました。戦艦アリゾナからは当時の燃料が現在も少しずつ漏れ出ており、ガイドの方はこれを戦艦アリゾナの涙だと仰っていました。
今回の見学では同じような戦争を二度と起こしてはならないという平和に対する願いを感じ取ることができました。
(通信科 山口知泰)
