第70期 航海実習(名古屋~神戸~呉)
2024年2月19日
日時 |
令和6年1月30日(火)~2月4日(日) |
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場所 |
名古屋~神戸~呉 |
天候 | ー |
いよいよ三都巡りも終盤となり名古屋から神戸、そして弓削島沖での仮泊を経てこじまの母港呉へと向かいます。実習生は約2週間に及ぶ航海実習で疲労も溜まり体力的にきついと感じる場面もありましたが同期と互いに励まし合い支え合いながら最後までやり遂げることができました。本航海実習を通して、主任航海士として必要な能力の向上や精神的な成長を実感するとともに、とても充実した時間を過ごすことができました。
神戸入港の操船を行った実習生のコメント
入港操船は船を着岸させるだけではなく予定時刻に入港するための速力の調整や港を出入りする他船の動向など多くのことを考えながら行う必要があります。私は神戸入港時に着岸予定の岸壁の直前まで操船を担当しました。港内における適切な速力の選定や、狭い防波堤の間を通って港内に入っていく際の針路の決定など入港時ならではの操船を自分たちで考えて実行しました。沿岸を航行中の操船に比べて難しく感じる部分もありましたが、とても貴重な経験になりました。
(航海科 片山 勇那)

アンカーワッチを行った実習生のコメント
錨泊中であっても、気象海象の急変や自船に接近する他船の存在などがあり得るため、船橋では決して気を抜くことはできません。そのために双眼鏡やレーダーを用いた見張り、気象・海象の観測、振れ回り運動の観察等を行い、自船が走錨していないことを確認します。また、周囲に設置されている漁具や付近航行船舶の動静を把握し、次直に引継ぐことで安全に錨泊を継続することができます。これらの実習を通して、自船を安全に運航するための情報収集やコミュニケーションが大事であることを学びました。
(航海科 古内 慎之介)

実習中の休日について実習生のコメント
様々な訓練や航海実習が続く中、寄港地での休日は実習生にとって疲れを癒すために大変貴重な時間です。今回の寄港地の東京、名古屋、神戸では、同期と外出して食事をとったり、普段は遠く行けないような観光地に足を運んだりしました。特に名古屋で同期と食べた手羽先と味噌カツがとても美味しく忘れられません。このように休日を通して、疲れを癒すだけでなく同期との思い出もたくさんでき、絆も深まりました。そして元気になった心と体を存分に活かし、これからも続く実習に全力で臨んでいきたいと思います。
(航海科 篠 そう太)

乗船実習中の休日は私たちの心と体を癒すために大変重要な時間です。神戸では有馬温泉に行きました。同期と一緒に時間を忘れてのんびりとサウナや露天風呂、岩盤浴に入り、また全身マッサージを受けて至福のひと時を過ごしました。この温泉旅行を通して心身リフレッシュしただけでなく、同期との絆も深まりました。また、有馬温泉の歴史を学び教養を深めることができました。寄港地の歴史や特色を学ぶことは新しい発見がありとても面白かったです。心と体が整ったので残りの実習に全力を注ぎ頑張っていきたいと思います。
(航海科 吉本 大成)
